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放物線を描きながら飛び
そしていつか地面に落ちる
そんな生き方を自ら選んだ
愚かな男を知ってる
いつだって僕の 一歩手前を歩く
その背中を見てた
強がりで隠した傷跡を
そこに確かに見た
僕の分まで背負ったりしたから
余分な重みで磨り減った背中
恩返ししたくて後を追った
でも恩は 減らずに増えた
いつだって僕の 一歩手前を歩く
その背中を見てた
笑い声で隠した悲しみを
そこに確かに見た
放物線は頂きを過ぎ
加速しながら高度を失くしてく
けどその顔に悲しみはなくて
だから僕も笑って見せた
いつだって僕の 一歩手前を歩く
その背中が不意に
傾いて地面に倒れ込む
僕はあまりに無力過ぎた
いつだって僕の 一歩手前を歩く
その背中に見てた
託された願いのその全て
ここに確かに宿った
暗い闇の淵で手を伸ばす少年に出会った
僕はその手を確かに掴む
あの時何もできなかった無力な手で
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