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「ものを言い過ぎる事」を悪い事だと考える人間がいて、
そうじゃない人間がいる。
「ものを言い過ぎるのは悪い事だ」という人たちの言い分はこうだ。
言われる側の気持ちにもなれよ。
あんたは言いたい事を言っていい気分かもしれない。
でも言われる側はうんざりするんだよ。
人を嫌な気分にさせるのは悪い事だ。
だから自分はものを言い過ぎないように気をつけるし、
ものをいい過ぎる人間を批難する。
お前も大人になれよ。
大人はお前みたいにものを言い過ぎたりしない。
お前は子供だからものを言い過ぎるんだ。
ものを言い過ぎることを悪い事だと考えない人の言い分はこうだ。
自分は相手がものを言いすぎても不愉快になったりはしない。
相手が何を言ったって受け止められるだけの度量がある。
だから自分も相応にものを言う。
相手が多少ものを言ったって受け止めてやればいいじゃないか。
なぜその程度のことでイチイチ腹を立てる?
大人になれよ。
そんな神経症ぎみな事をいつまでも言ってるなよ。
大人はお前みたいに「自分と違う考え」をイチイチ煙たがったりしない。
それを受け止め、向き合える度量があるからだ。
お前は子供だから「ものを言いすぎる人間」にいちいち腹が立つんだ。
どっちも「大人として」その立場を選ぶ。
双方の言い分に相応の正しさがある。
そしてお互いに「自分を大人」、「相手を子供」として話を進めようとする。
だから永久にこの話し合いは平行線だ。
結局のところ、「大人」として振舞おうとするその姿勢そのものが、
子供である事の表れなんだなあ、なんて思ったりする。
だってほんとの大人は相手を子供扱いするのがどれだけ不毛な事なのかを知ってるから。
自分はまだまだ子供だなあ、と思う。
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