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最近、なんか変な声が聞こえるんだ。


それというのもつい一昨日、変な宗教の勧誘の女が来てからだ。

なんか白い変なの着てるの。
死んだ人が着てるみたいな奴。

それを見て俺はすぐこう思ったね。

ああ、勧誘だ。
新興宗教の勧誘だ。

こういうのってたまにあるんだ。

どうせ何言うかなんて分かってるから、俺は話も聞かずにその女を追い出した。

でもおかしいんだよな。
近所の柴田さんは「一昨日の夜、女の人の叫び声があんたんちから聴こえてきて、一体何があったんだろうって心配になった」とか言うんだ。

俺は上にも書いたとおり、女の話なんて全く聞かなかった。
そう、女はうちの呼び鈴を鳴らしただけで、ただの一言も発さなかったんだ。

なのに柴田さんは女の叫び声が聴こえただなんて言う。

まあ、それだけならさ、またいつもの柴田さんのジョークかと思えたんだけどさ、

なんか、昨日の晩から声が聞こえるんだよな。

女の人の声。

何言ってるのかちょっとよく聞き取れないんだけど、
なんかずっとぼそぼそ言ってるの。

ああ、今もしてる。

意識をなるべくそれに向けないように、今もこれを書いてる。

まいったぜ。
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ものを書いてると自分がどういう人間なのか、よく分からなくなる。

粗暴で傲慢な人間について書いてる時は、粗暴な気持ちになるし、
陽気でゆるい人間について書いてる時は、陽気な気持ちになる。
女の子の視点から書いてる時なんて乙女心全開だし、
老人について書くと妙に年老いた気持ちになる。

その時々、着手してるお話の有り様で、僕の有り様も180度変わる。

人ごみに紛れて誰かが不意に呟いた「解し難い哀れな化け物」という表現が
僕に向けられたものなのかそうじゃないのか、
それはまあどっちでもいいとして、

ただその表現は「僕にも」実際当てはまると思う。

柔らかいお話を書いてる時はあたかも温厚な人間のような振る舞いをし、
殺伐としたお話を書いてる時は、あたかも暴君のような振る舞いをする。

いや、逆かもしれない。
温和な気分の時だからこそ、そういう話を書こうと思うのかもしれない。
気持ちが荒んでる時だからこそ、そういうお話を書いちゃうのかもしれない。

どちらにせよこの豹変はあまり人に受けいれられる種類の特異性ではないし、
こんな人間に不信感や不快感を抱くのは至極当然の事だ。

防衛本能。
人にはそれが備わっている。
僕のそれのような豹変は、警告の鐘を打ち鳴らすに十分値するんだろう。


振り子のように揺れる。

右と左。

右は、天使。
左は、悪魔。

どちらかに大きく傾けば、しかる後に、同じだけ逆に振れる。

その揺れ幅が大きいほど、
そこから紡ぐ「奇妙なお話」は人の心を捉える。

そう。
楽園。

僕は楽園について書く。

僕がお話の中で描くような「優しい人間」はそう多く実在しない。
そんな特殊な優しさを有した人間が集まる楽園。

それを書きたい衝動がある。
昔から。

同時に、それを書けば書くほど、現実を痛感する。

悲劇。
悲劇は起こる。

そしてその悲劇の多くは人の手によってもたらされる。

人は争う。
戦争。

自分以外の何かを敵に仕立て上げ、渾身のちからで打ちのめす。

あるのは正義でも悪でもない。
お互いの都合。
ただそれだけ。

そういった種類の暴力性は戦場に留まらず、至る所に溢れている。
そしてそんな暴力性を有した人間が「戦争反対」などと声をあげても
戦争が無くなるはずは無い。

自分の中にも感じる。
そういった種類の、肯定のしようがない、100%の悪意を。

勝ちたい
打ち倒す事で栄光を
叩きのめす事で賞賛を
途方も無いほどの賛美の声を

勝って、勝って、勝って、
そうする事で己の正しさの証明を

得たい。

誰かを叩きのめす事で。



あるいはもっと純然たる暴力性。

そう、狂気。


世の中を知り、それについて筋道立てて定義すればするほど、
世に、そして自分のうちに潜むその狂気の大きさを痛感する。

僕ははっきり言って、これらの狂気に、
ある種の美しさを感じている。

普段目にすることのない、
でも案外ありふれた、
透過度0の薄い膜を隔てた、そのすぐ向こう側にある狂気。

人だ。
これが人だ。

感情。

それを書きたいだなんて考えてしまう。

あらゆる形で。

怪物。

そう、怪物だ。

僕は怪物。

きっとあなたも別の魔物。

でも愛するよ。

僕はその魔物を。

この薄汚い手をあなたは払いのけるだろうけど。

この歌声とも呼べない耳障りな奇声にあなたは耳を塞ぐだろうけど。


でもそれをするよ。

この身の醜悪さの檻から、死ぬ事でしか僕は逃れられない。

その事をあなたも知ってるでしょう?

僕はこの醜悪で下劣な怪物として生きるよ。




手を差し出したならチョコレートをあげるよ。

大丈夫。

見た目ほど濁った味をしてない。

天使と悪魔、実は同一人物だったんだ。

僕にはそういうお話しか書けない。



楽園なんてないよ。

多分ね。



















馬鹿な奴ほど、自分は馬鹿じゃないだなんて思い込んでたりする。
ダサい奴ほど、自分はイケテルだなんて思い込んでたりする。
呆けてる奴ほど、自分だけはまともだなんて思い込んでたりする。


そう、まるで俺みたいに。
















「ものを言い過ぎる事」を悪い事だと考える人間がいて、
そうじゃない人間がいる。


「ものを言い過ぎるのは悪い事だ」という人たちの言い分はこうだ。


言われる側の気持ちにもなれよ。
あんたは言いたい事を言っていい気分かもしれない。
でも言われる側はうんざりするんだよ。
人を嫌な気分にさせるのは悪い事だ。
だから自分はものを言い過ぎないように気をつけるし、 
ものをいい過ぎる人間を批難する。
 
お前も大人になれよ。
大人はお前みたいにものを言い過ぎたりしない。
お前は子供だからものを言い過ぎるんだ。



ものを言い過ぎることを悪い事だと考えない人の言い分はこうだ。


自分は相手がものを言いすぎても不愉快になったりはしない。
相手が何を言ったって受け止められるだけの度量がある。
だから自分も相応にものを言う。
相手が多少ものを言ったって受け止めてやればいいじゃないか。
なぜその程度のことでイチイチ腹を立てる? 

大人になれよ。
そんな神経症ぎみな事をいつまでも言ってるなよ。
大人はお前みたいに「自分と違う考え」をイチイチ煙たがったりしない。
それを受け止め、向き合える度量があるからだ。
お前は子供だから「ものを言いすぎる人間」にいちいち腹が立つんだ。



どっちも「大人として」その立場を選ぶ。
双方の言い分に相応の正しさがある。

そしてお互いに「自分を大人」、「相手を子供」として話を進めようとする。
だから永久にこの話し合いは平行線だ。


結局のところ、「大人」として振舞おうとするその姿勢そのものが、
子供である事の表れなんだなあ、なんて思ったりする。

だってほんとの大人は相手を子供扱いするのがどれだけ不毛な事なのかを知ってるから。

自分はまだまだ子供だなあ、と思う。
  
















  

うちの実家の家畜(ぬこ)がもうじき18歳になる。
これはつまり人間様の感覚で言えば18年ということなのだが、それ
はつまる奴(ぬこ)の超感覚では302年くらい生きたかもしれない感じがす
ると言う事はほぼ確定的に明らかなわけだが、まあ猫が18年
くらい生きることは稀によくある事実なわけであるが、しかしそう
とはいえうちの実家の家畜(ぬこ)がいくらそんじょそこらの低濃度の糞家畜共と
は品格が5マッハくらい違うとはいえ、
よもや今までの倍生きる事は事実上不可解な感じは否めないといっていいだろう。

つまり、だ。うちの家畜(ぬこ)は、
もういい加減そろそろアボーンするであろう
という事実は今我々がこうしている間にも加速度的に加速を
しているであろうことが間違いない。

まあつまりここ
で僕が述べておきたいのは、あぼーんするつもりなら
さあどうぞしてみろよこのちくしょう!ちくしょう!
本当にあぼーんするつもりとというのかよ?それならな
こちらにも考えというの
もがあるということを教えておかなければならないだろうな


それはつまり貴様のにくきゅうに対して今この瞬間にも
われわれは諦めモードには決して入っ
てはおらずききに貧していっるというのが変わりないのだぞ
fヒャッハー!!という事に他ならないと言わざるをえ
ず、それでもイクというyのであればわれわれに残され
た手段はドラえもんのアレに頼ってわれわれは全
身全霊をもって貴様に天誅をくらわすと言い換えるこ
とが出来るかもしれない。

貴様は貴様で余裕綽々とばかりにフレーメッン反
応をしたりしなかったりするのだから俺はもうや
むなしに貴様の愛らしい尻尾をぎゅうと握りしめたのち
にはピスタチオーーー!!と叫んで貴様を多摩川の対岸
まで最低でも5回ブン投げるだろうな。


ひさしぶりに実家に帰るとぬこが僕の顔を忘れてた。 

僕は仏の顔を三度までという名言を知らないというのかよ!と猫に毅然
とした態度で問いかけたがぬこはにゃーっとないたので僕は悲しくな
ったので踏むしかないなああこれはもう踏むしかないなと思いましたがぐっと
こらえたのでその優しさに女どもはほれたようで、きゃあゆうやけさんかっ
こいい!ゆうやけさん素敵!と口々にいっていたが、ぼくはそれをきにすること
もなく「その油断が命取り」と言い残して去った僕のさりげなさに女どもは
ますますほれたようでした。おわり
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